
今回はこのリニアPCMレコーダーというものを使いました
例えばこんな感じの音が録れます。
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音を聴いてどんな画が浮かんだでしょうか。
ビールをつぐ音、水道からコップに水をくむ音、お風呂をわかす音
記憶の似た音風景が浮かんだのではないでしょうか。
次のこの音だとどうでしょう。
どんな画が浮かんだでしょうか。
虫の声 砂を踏む音 風の音
いろいろな音が確認できます。
きっと夏のイメージが
もしかしたら初秋かもしれない
昼なのか 夜なのか
その景色は千差万別。
音によって記憶が刺激されて頭になにかが浮かぶのでしょうか。
その仕組みが気になるし、すごくおもしろい。
みんな違うようで、実は共通したイメージが湧くのかもしれない。
これをサウンドスケープ(音風景)と呼んでいます。








歩く人の靴音 テレビの音 車が走る音 虫の鳴き声
住居から漏れる生活音 鼻息 心臓の鼓動音
普段、意識することはあまりないけれど 実はたくさんの音に囲まれていることに
ふと気が付くことがあります。
そんな意識しない当たり前の音こそが
最も身近な音であると
この音を切り出してみよう。
これをフィールドレコーディングといいます。

TABI DORIニュースペーパー no.03 <MUSIC>
私が担当した、 Tabidoriニュースペーパー 第3弾 MUSICでも
音とイメージの想起に関して掲載しています。
sot渋谷店にてニュースペーパーを無料配布しています。
三上さんが優しく案内してくれるのでぜひお店へ足を運んでみてください。
身近な音、外界の音を紹介しました。
次にそのふたつを混ぜるとどうなるでしょう

どんな画が浮かんだでしょうか。
それぞれの音を少し加工してみただけですが
夏から冬のイメージに変わりましたでしょうか。
目で見る、鼻で嗅ぐ、手で触る、舌で味わう、そして耳で聞く。
このような五感で感じる部分を混ぜることで
よりイメージが具現化されたり、もしくは新しい発見をしたり。
Tabidori展では絵、パン、革が持つ独特の表現と混ざってなにかできないか
そのチャレンジにかかわる展示をしようとしています。
きっと何かを煮込んでいる音のはず。
でもなにを煮込んでいるのだろう。
野菜なのか ソーセージなのか
もしかしたら魔女が秘薬を創っている最中かも。
音を聴いたときにその音と関連した画を頭の中で保管する不思議。
次はフィールドレコーディングの名の通り
昆虫採取ならぬ音採取をしに外へでかけてみます。
どんな画が浮かんだでしょうか。
夏の外で水をくみながら何かを煮込んでいる??
とはならないような気がします。
音の足し算どおりのイメージにはならないところがおもしろい。
別々の音をまぜたのに不思議と同じ空間で鳴っているように聴こえる不思議。
これらの音を加工して
夏の音から冬の音に変えてみます。